金鯱賞　競馬予想

ダービーウィークの盛り上がりの最中に行われる3歳以上古馬GIIのレースと言えば、例年ダービーデー前日の中京競馬場で行われる別定戦・金鯱賞である。
翌日はダービーということで、気分的には「お祭り気分」といったところではないかと思われるが、宝塚記念を目指す馬、そして陣営にとっては、そんなことを言っている場合ではない、非常に重要なステップレースとなるのが金鯱賞だ。
もちろん、馬券を買う側も同じだ。
ここまででダービーの軍資金が足りているならいざ知らず、そうではないというファンにとっては、この金鯱賞こそ、ダービーへの「ラストトライアル」ということになるのではないだろうか。
ということで、出走させる陣営も馬券を買う側も、ここはどうしても「勝ち」にこだわりたい金鯱賞であるが、困ったことに、これを書いている現在(2010年6月)、中京競馬場は改修工事の真最中である。
今回の改修工事は、「ちょっと芝が傷んできたから張り替えを・・・」といった中途半端なものではなく、かなり大規模な改修工事だと聞く。
中京競馬といえば小回り平坦コースとしておなじみの競馬場であったが、それがなんと「直線が長く、その半ばには急坂が作られる」のだそうだ。
したがって、高松宮記念は行われてきたものの、どちらかといえば「ローカル開催」というイメージが強かった中京競馬場も、東京競馬場をはじめとする大規模な「中央場所」で見られる競馬場へとリニューアルされそうなのだ。
ということで、これまでの金鯱賞のイメージをそのまま引きずって新・中京競馬場の金鯱賞に置き換えることはどうやらムリがありそうだ・・・
だいぶ前にはGIII戦として行われていたが、GIIの別定戦となってからはそれほど荒れたという印象がない金鯱賞、コースが「中央仕様」に変わって波乱が多くなるとも思われないのだが、はたしてどう変わってくるだろうか・・・
初めのうちは探りを入れながら馬券を買う必要がありそうだ。