ジャパンカップの競馬予想
ジャパンカップダートともども、個人的に相性がいいレースであるだけに大好きなレースがジャパンカップである。
しかしとにかくこのレース、大きな特徴がある。
それは何と言っても優勝賞金である。
国内ではジャパンカップの優勝賞金の2億5000万円というのが最大の賞金である。
ということで、調教師であれば、管理馬がこのジャパンカップを優勝すればすぐに家が建ってしまうということになる。
ただ、最近の外国馬の質には少々疑問符がつく。
凱旋門賞をはじめとした世界各国の頂上決戦に当たるレースが軒並み優勝賞金を底上げしているため、かつては世界最高賞金であったジャパンカップだが、今ではなかなか超有力馬が集まらないというのが悩みの種であるということも言えてしまう。
ディープインパクトが優勝した年などは、出走頭数が11頭にまで落ち込み、強い外国馬どころか、外国馬そのものがこのジャパンカップを視野に入れないというケースが目立ってきており、これから先もおそらく外国馬の誘致に苦労するのではないかという懸念もあるレースだ。
かといって、これ以上優勝賞金を釣り上げるというのも、現在(2010年)のこの経済状況を考えると、あまりにも現実味に乏しく、やはり外国馬の誘致というのが、今後の最大のネックとなってきそうだ。
ジャパンカップの盛り上がりは「強い外国馬」があってこそ成り立つのだから、このあたりはファンとしても少し心配である。
何と言ってもかつては日本馬がまったく外国馬に歯が立たない時代があったほどだし、そのレベルの違いを如実に表していたのがこのジャパンカップだから、逆に言えば日本馬が強くなりすぎてしまったために勝ち目のない外国馬がジャパンカップに見向きもしなくなってしまったというところがなんとも皮肉な結果である。
馬券的にも、かつてのように「強い」とされた外国馬がコロコロ負けるレースではなく、強い日本馬がそのまま結果を残すレースになってしまった。